商品とは違う!? 納入商品って何だ!?

今回のテーマは納入商品。
僕はまだ使ったことがない機能なので、イチから勉強しました。

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納入商品とは

Salesforceには商品とは別に納入商品の機能があります。
納入商品は、顧客が納入した商品になります。
いわゆる、顧客が買った商品を管理するのが納入商品です

商品オブジェクトと異なる所は、商品オブジェクトは自社で管理する商品なのに対し、納入商品は自社で購入された商品以外にもライバル会社の商品が登録されることがあります
また、納入商品は購入した単位で管理がされるので、同じ商品であっても納入日やシリアル番号など異なる単位で管理されることになります。

納入商品の機能

納入商品で押さえておくべき機能は2つ。

納入商品階層

納入商品は階層化することができます。
使い方としては、商品の中でさらに部品単位での商品などがある場合は、その商品の子納入商品として管理をすることができます。

具体的に実在する商品を使用してみましょう。

まず、納入商品の中で顧客が「Nintendo Switch」を購入したとしましょう。

納入商品に「Nintendo Switch」を登録します。
納入商品の登録

その、「Nintendo Switch」本体を購入すると、コントローラである「Joy-Con」やテレビと接続するための「Nintendo Switchドック」が付属されています

もし、コントローラを無くした場合でも、コントローラ単体として購入することもできるため、「Joy-Con」や「Nintendo Switchドック」も納入商品となります。
そのため、「Nintendo Switch」の子納入商品に「Joy-Con」や「Nintendo Switchドック」を登録します。
子納入商品の登録

また、子納入商品である「Nintendo Switchドック」の中にも、「HDMIケーブル」などのが付属されており、単体で購入することも可能なので、この「HDMIケーブル」も「Nintendo Switchドック」の子納入商品となります。

このように、部品部品で細かく階層化して使用していく形になります。

ルート 納入商品には階層化された納入商品の一番親の納入商品が、親納入商品には自身の親となる納入商品がリンク付けされます。
階層化するとルート納入商品と親納入商品がリンクされる

階層化した納入商品は納入商品階層の表示で階層化された物を確認することができます(Lightning Experienceのみ)。
納入商品階層の表示

オブジェクト指向でいうhas-a関係の考えに近いです。。
厳密にはHas-a関係でなくても可能ですが、Salesforceのヘルプをみる感じだと、部品単位で管理することがスタンダードな使い方になっています。
親納入商品に付属されていて、単体での購入も可能なものが子納入商品登録の目安となります。

納入商品の置換

もう一つの納入商品機能としては、納入商品の置換があります。

階層とは別に関連付けができるもので、商品の買い替えなどが生じた時に、交換前の納入商品と交換後の納入商品を関連づけることになります。

例えば、「Nintendo Switch」を「Nintendo Switch Lite」に交換するものとしましょう。

その場合、納入商品「Nintendo Switch」のプライマリ納入商品(主納入商品)という関連リストに「Nintendo Switch Lite」を関連付けします。
プライマリ納入商品関連リストに交換後の納入商品を登録

プライマリ納入商品に関連付けると同時に、「Nintendo Switch Lite」側の関連納入商品には交換前である「Nintendo Switch」が関連付けされることになります。
プライマリ納入商品に設定された納入商品は自動的に関連納入商品に関連付けされる

つまり、主納入商品と関連納入商品は表裏一体の関係です。
主納入商品→交換後
関連納入商品→交換前
と覚えておけばいいでしょう。

主納入商品と関連納入商品は多対多の関係になっているため、中間オブジェクトが間に入ります。
それが納入商品リレーションです。

納入商品、納入商品リレーション共に項目をカスタマイズすることもできます。

まとめ

  • 納入商品は顧客が購入した商品を管理する
  • 納入商品は部品単位で階層化することができる
  • 納入商品は関連納入商品(交換前)と主納入商品(交換後)で関連付けをすることができる

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