Salesforceにおけるキャンペーンとは
僕は開発側の人間で、営業としての業務の理解には乏しいんですが、キャンペーンとは組織的な宣伝活動を意味しており、ある一定期間内で特定の商品やイベントを大々的に宣伝して商談に繋げようという目的があるみたいです。
例えば、今年の夏は猛暑になるという予測があれば、「猛暑を乗り切る夏のキャンペーン」と題して、エアコンの宣伝に力を入れるだったり、アイスや清涼飲料などの飲食物のポスターを作成して売上の拡大に繋げるといった用途で使われるらしいです。
キャンペーンに影響を受けた商談がある
Salesforce上でも商談管理をしていくわけですが、同様にキャンペーンを管理していくことも可能です。
[キャンペーン]タブからキャンペーンを作成することができます。
キャンペーンは階層化することも可能で、得意先や宣言方法などによって分けて管理することも可能です。
キャンペーンにはターゲットとなる顧客が存在するはずなので、キャンペーンごとにターゲットとなる取引先責任者またはリードを登録します。
これをキャンペーンメンバーと言います。
キャンペーンを作成したら、当然キャンペーンに属する商談があるはずなので、商談と関連付けをします。
商談から見れば、キャンペーンに属することで、営業活動に繋がっていることになるので、影響を受けたキャンペーンということになります。
これを、キャンペーンインフルエンスと呼びます。
インフルエンザと言葉は似ていますが、全く別の意味で影響を意味します。
乃木坂の曲にもあったのでそちらで知っている方も多いかもしれません。
関連付けの方法は2パターンあります。
手動でキャンペーンを登録する
商談から手動でキャンペーンを追加します。
商談のキャンペーンインフルエンス関連リストの「キャンペーンに追加」から
キャンペーンを手動で指定します。
こちらはシンプルな方法ですね。
なお、主キャンペーンソースとは最も影響を与えたキャンペーンという意味で、商談の中で最も売上に繋がった影響が一番強いキャンペーンがある場合にチェックを入れます。
商談にはキャンペーンを複数追加できますが、主キャンペーンソースは1つしか設定できません。
自動でキャンペーンを登録する
次は別アプローチからキャンペーンインフルエンスを追加します。
商談を管理する上で、関連している取引先責任者が存在する場合は、商談の関連リスト取引先責任者のロールから[新規]で追加していくことになります。
ここで、キャンペーン「夏のキャンペーン」のキャンペーンメンバーである「リードテスト」を追加してみます。
すると、取引先責任者のロールだけでなく、キャンペーンインフルエンスにもキャンペーンが追加されていることが分かります。
これがキャンペーンインフルエンスの自動関連付け機能になります。
キャンペーンの自動関連付け機能はデフォルトでは有効化されています。
デフォルトの状態では、どれだけ古いキャンペーンでも、取引先責任者の役割に追加されたメンバーが含まれて入ればキャンペーンとして追加されます。
この条件設定も変更が可能です。
設定のキャンペーンインフルエンスの[自動関連付け設定]から変更が可能です。
ここで有効化、キャンペーンインフルエンスの資格制限(取引先責任者とキャンペーンが関連付けられた日付から商談が作成された日付までの最大日数)、自動関連付けルールを設定することができます。
試験においては、資格制限の部分がポイントで商談作成日に対しての最大日数が適用されるというところを押さえておいてください。
また、商談完了日以降は完了した商談扱いになり、これ以上キャンペーンを自動的に追加しても意味がないので、商談完了日以降も自動関連付けは紐付けないようになっています。
まとめ
- 商談の取引先責任者のロール(役割)があるキャンペーンのキャンペーンメンバーとなった場合、自動的にキャンペーンインフルエンスに追加される
- キャンペーンインフルエンスの自動関連付け設定では商談作成日からの最大日数が指定できる
- 商談完了日以降はキャンペーンの自動関連付けは設定できない
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