今回は新ジャンルとして、Salesforce Einsteinについて取り上げたいと思います。
Salesforce Einsteinって何？
まずは基本を知るところから。
Salesforce Einstein
すごくざっくりシンプルに言うと、Salesforceに組み込まれるAIといった感じです。
Salesforceには、CRMやSFAで使用されるデータやビジネスロジックが組み込まれていますが、それらを材料としてSalesforce自らが情報を分析し、予測したり推奨したりと様々なことができるようになります。
一言でAIと言ったものの守備範囲は広く、ユーザや顧客をサポートする強力なツールとなります。
Salesforce Einsteinも日々変化しており、詳しいことは公式の紹介ページを参照してみてください。
どういう機能があるの？
では、具体的にEinsteinにはどういう機能が搭載されているか。
機能の一部を簡単に調べました。
ボット機能
ボットについてはみなさんご存知なのではないでしょうか？
ユーザが質問や会話をすると、AI君が自動的に回答を返してくれるアレです。
LINEなどで実際に使った方も多いのではないでしょうか？
コミュニケーションが人と人から人と機械になったことにより、問い合わせ業務における効率化やレスポンスまでの待ち時間が解消できる優れたサービスになります。
Salesforce Einsteinにもボット機能が搭載されいます。
自然言語理解（NLU）テクノロジというものを採用しているらしく、ただ単に定型的な質問に対して回答がプログラムされているだけではなく、AI自らが学習しながら日々制度の高い回答をするようになっています。
予測
なんとなくAIで一番イメージがつきやすい機能ではないでしょうか。
過去のデータに基づいて、これから起こり得る未来を予測し、対策を立てることができます。
最近では将棋でよく耳にしますね。
過去の将棋の記録をインプットし、数手先を読んで最善手を打ち込むAIソフトがあります。
ビジネスの世界でも同じで、売上、時期、天候、人、場所、言語、性格、情勢などから未来を予測し最善手を模索することで、よりスマートに立ち振る舞うことができます。
Salesforce Einsteinでは予測ビルダーというものを使用して予測を立てることができます。
音声認識
Salesforce Einsteinには音声認識機能もあります。
喋ったことをデータ化するだけでなく、声でSalesforceに対して操作を指示することができます。
「Hey, Salesforce! ダッシュボードを見せて！」
といった感覚で気軽に操作ができます。
まだ日本語には未対応のため、実用化にはもう少し先になりそうです。
次回からは実際に組んでみましょう
今回の内容については、Salesforceの公式ページやトレイルヘッドなどを参照すればいくらでも情報は載っているのですが、いきなり実装から入ると切り込み方が唐突になるので、挨拶文程度に記事化しました。
Salesforce Einsteinについて、簡単に自分なりの理解で書いてみましたが、やはり文面だけでは伝わらないことが多いと思うので、次回からは実際にSalesforce環境に組み込んで効果のほどを体感していきたいと思います。
コメント