前回はフォームの配置とフィールドの割り当てが中心でしたが、今回はもうちょっと細かい設定を行います。
作成したフォームを開く
フォームを作成した訳ですが、デフォルトの設定だけでは使いづらい点が何個かあります。
実際にフォームを表示させてみましょう。
球場エンティティのレコード登録画面を表示します。
メニューからNPBデータ管理のメニューを開いて、
球場を選択して、「+新規」ボタンを押下。
開くと、新規作成のフォームが表示されます。
この中で、屋内フィールドと住所フィールドに着目します。
2つのオプションをチェックボックスに
屋内フィールドは2つのオプションセットですが、入力はこのように、選択肢切り替えで表示されています。
これを慣れ親しんだチェックボックスに変更できます。
フォームの設定画面から、屋内フィールドを選択して、プロパティ変更を選択。
フィールドのプロパティから、形式タブ内の書式の制御で「チェックボックス」を選択。
フォームを保存します。公開も忘れないように。
公開後、フォームを開くと、慣れ親しんだチェックボックスが表示されます。
複数行テキストはデフォルトだと見づらい
住所欄は複数行テキストですが、表示領域は狭く、複数行入力しただけで、表示が収まらなくなってしまいます。
複数行テキストは表示を拡張することができます。
フォームの設定画面から、住所フィールドを選択して、プロパティ変更を選択。
こちらもフィールドのプロパティから、行レイアウトの行数を増やします。
行数を増やすと、増やした行数分表示領域を使用することになるので、レイアウトのバランスが崩れる場合は配置を変えるなり、スペーサーを入れるなりで調整してください。
再び新規登録画面でフォームを開くと、この通り5行分の表示領域が確保されます。
どのフォームが表示されるか?
すでにお気づきかもしれませんが、エンティティで複数のフォームを作成することができます。
このうち、「メイン」となっているフォームが新規登録や参照で表示されるフォームです。
では、メインフォームが複数存在する場合は?
この場合は、フォームの優先順位により、デフォルトで表示されるフォームがかわります。
アクセス権が付与されているフォームの中で、一番優先順位が高いフォームが表示されます。
優先順位は、ウィンドウが複数並んだアイコンから設定可能です。
それ以外のフォームは、左上の選択リストからフォームの切り替えが可能です。
デフォルトでこのようになっている優先順位を
このように移動させて上げることで、優先順位が変わります。
なお、最後に表示したフォームはセッションか何かで持っているらしく、次に表示した時は、優先順位が高いフォームではなく、最後に開いたフォームが表示されます。
標準のエンティティでは、すでにフォームが作成されている場合が多いため、使わないものは非アクティブにしておくといいでしょう。
(デフォルトで作成されているフォームは削除できません)
フォームの細かい設定は多々あるものの、今回はこれくらいにします。
次回はフォームのセキュリティ周りについて、ページレイアウトと比較しながら掘り下げていきます。
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