商談には3つのフラグがある
商談にはカスタム項目とは別に3つのフラグが用意されています。
- 成立フラグ
- 完了フラグ
- 商品フラグ
これらのフラグはユーザが明示的にセットするものではなく、商談の状態に応じて値が自動的にセットされます。
フラグなので、当然値はTureかFalseをとります。
それぞれのフラグの意味
成立フラグ
商談が成立したかどうかを表すフラグです。
成立していればTrue、成立していなければFalseになります。
では、何をもって成立と判断しているか?
それは、商談のフェーズから判断しています。
フェーズの選択リスト値設定のところで、よく見ると他の選択リスト値にはないこのような値が含まれていることが分かります。
そうです!
成立かどうかは、この種別が「成立」となっているフェーズの状態になっていることで、Trueとなります。
完了フラグ
完了フラグもフェーズの状態によって決まります。
成立フラグは種別が「成立」の時のみでしたが、完了フラグは「成立」または「不成立」の時のフェーズでTrueになります。
失注したものも完了扱いになる点が違うところですね。
商品フラグ
商談に商品が使用されているとフラグがTrueとなります。
具体的には、商談に商談商品が付いていればTrue、付いていなければFalseとなります。
このように、商談商品(関連リストでは商品と表示)がなければチェックなし。
商談商品が入っていれば、チェック有りになります。
どういった場面で使用されるか?
ズバリ入力規則、ワークフロー、レポート、数式など。
試験では入力規則に絡めて出題させるケースが多いようです。
例えば、成立していないと入力ができないといったようなケースなど。
この辺、高度な入力規則での使用例と組み合わせを考慮しておいたほうがいいですね。
ちなみに、内部的な値のためか、ページレイアウトには表示できません。
どうしてもレイアウト上に表示させたい場合は、数式項目でフラグを参照する数式を作ることで、その数式からレイアウト上に表示されることは可能です。
例えば、商品フラグを数式で作る場合は、
このように、数式からは選択可能となりますので、同値になりますがそれを当てはめればOKです。
入力規則やワークフローについても同じ要領で条件設定すればOKです。
当然ながら、商談の状態によって変わる値のため、フラグを直接編集することはできません。
値を変えるためには、フェーズを変えるか商談商品の追加/削除で商談の状態の方を変えるとフラグの値も更新されていきます。
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