Work.com機能についての後編になります。
前編に設定内容とかが書かれていますので、そちらをまだみていない方は前編から見てください。
Work.com機能の続き
前回の続きです。
コーチング
実はWork.comの重要度がどれほどかは分かっていないのですが、おそらく一番重要と思われる機能がコーチングです。
コーチング機能においては、4段階での構成になっており、コーチング・目標・調整・進行となっています。
(この4段階は僕が命名しただけなので、文言は覚えておかなくてもいいです)
コーチングの流れとしては、以下のようになっています。
①マネージャが部下に対し、コーチングを作成(コーチングスペース作成)
②部下が目標を立てる
③マネージャが目標を参照して調整する
④部下がタスクを実施し、進捗を入れる
といった具合です。
言ってしまえば、コーチング機能はマネージャと部下のキャッチボール機能ともいえますね。
では、全体の流れが分かったとことで、Salesforce上での操作を。
まずは、コーチングから作成します。
マネージャがタブからコーチングを選択して、レコードを作成します。
コーチングを受けるユーザには部下ユーザを選択します。
出来上がったコーチングレコードはこのように表示されます。
これをコーチングスペースと言います。
null:nullとなっているところは、コーチングする人とコーチングを受ける人のユーザ名が入ります。
何故か必須項目である姓ではなく、任意項目である名を使用しているので未入力の場合はnullが入ります。
次に、コーチングを受ける側のユーザになります。
Chatter等でコーチングの通知を受けたら目標を立てます。
まずは、目標を作成。
ここは普通にレコードの作成でOK。
目標作成後は総計値を作成します。
Progressは進捗状況を数値化し、Completionは完了しているかどうかのフラグ管理になるので、タスクに応じて使い分けをしてみてください。
作った目標はコーチングと関連付けするのかと思いきや、実はコーチングと目標に参照関係はなく、コーチングを受けるユーザが作成した目標がコーチングスペースに自動的に表示されることになります。
コーチングするユーザはこれを見て目標の調整を行います。
あとは、コーチングを受けるユーザが進捗を更新していきます。
常にコーチングスペースとリンクしているので、リアルタイムで進捗を確認することができます。
進捗を進めていき、完了したものは自動的に完了済みの総計値に表示されます。
スキル
Work.comの最後にお伝えする機能はスキルの共有と支持です。
こちらは、ユーザ同士でスキルを共有し、承認する機能となります。
仕組み自体はコーチングほど難しくはありませんが、こちらも順を追ってみます。
まずは、スキルの登録から。
スキルの登録は、[私の設定]の[個人用]→[高度なユーザの詳細]から行います。
なかなかディープな位置にありますね。
真ん中あたりに、「ユーザのスキル」欄があるため、[新規スキル]を押しましょう。
(既にスキル登録済みの場合は[新規スキルユーザ]となります)
このように作ったら、[私のプロファイルに追加]を押します。
新規スキルユーザ(ユーザとスキルの中間オブジェクト)を作り、スキルとユーザを関連付けします。
ユーザのスキルに表示されました。
続いて、作ったスキルを支持する場合。
他ユーザから入って、Chatterのトピックに作成されたスキルが表示されているので選択。
トピック左下の「ユーザを支持」リンクをクリック。
ユーザを検索すると、支持マークが出るので押しましょう(自分は支持できません)。
スキルに支持が得られました。
これで、自称スキル持ちから、公認スキル持ちになったわけです。
機能豊富なWork.com
このように、Work.comには様々な機能があり、それぞれ異なる使われ方もするため、覚えたり使いこなしたりするのがなかな難しい印象でした。
感謝、報奨、コーチング、スキルの4機能がWork.comの大きな柱になっているので、試験対策としては以上の4機能の概要を押さえておきましょう。
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