私事ではありますが、先日Pardotスペシャリストの試験を受験し、見事一発合格することができました。
今回は私がやってきた試験対策や傾向について共有したいと思います。
受験前の状態
僕のステータスはこんな感じです。
- Pardotには触ったことない、「何それ?おいしいの?」レベル
- Dynamicsにおいてマーケティングの知識は少しあり、実務的な感じではなくどういう機能があるか知っている感じ
- Pardotはマーケティングツールとしての認識はありつつも、具体的にどういう機能があって、どういう役割を果すかは全然分かっていない
このような状態からスタートでした。
マーケティングの知識は少しあったため、全くゼロからのスタートという訳ではないですが、終わってみるとDynamicsとPardotを同列に扱えるほど共通点は少なかったかなと思います。
試験対策に有効なのは
自分は問題をやりながら知識を習得するタイプなのですが、Pardotスペシャリストは比較的新しい試験で、お金をかけない範囲内で勉強していたこともあり、過去問が入手しづらい状況でした。
なので、ひたすらWeb資料を読んで基礎固めといった感じでした。
正直、地道でつまらない作業ではありましたが、結果的に合格はできたのでやってきたことは間違いではなかったのかなと思います。
資料はトレイルヘッドのTrailmixにPardotスペシャリストで出題される内容がまとめられていますので、これを頭から最後まで読み通すことで知識を習得できました。
逆に言うと、この内容だけで十分合格することは可能で、Trailmix以外の資料は特に必要ないかと思います。
試験のポイント
試験によく出題されるポイントです。
他にもSalesforceとの連携や同期、ごみ箱動作、レポートなど細かいところを挙げればキリがないんですが、半分くらいは下記に挙げる部分が出題されるので、絶対に押さえておきましょう。
オートメーションツールの使い分けを整理する
オートメーションルール、スタティックリスト、ダイナミックリスト、セグメンテーションルール、完了アクションの使い分けについてケース別に整理する。
ここはよく試験に出題されるところの一つだと思います。
出題は架空のケースに基づいて出題されますが、必ず最適解に導くためのキーワードが問題文に散りばめられていますので、それを見逃さないようにしましょう。
例)
- フォーム送信やページ読み込みなどアクションに基づく→完了アクション
- 特定の条件に基づいて1回限りのアクションを適用する時→セグメンテーションルール
- 特定の条件に基づいて自動的に作成→ダイナミックリスト
- 手動でリストに追加→スタティックリスト
- オートメーションルールは守備範囲が広いので、上記のどれにも当たらない場合はオートメーションルールを疑うようにしています。
フォームとランディングページの違いについて
フォームとランディングページについても比率が多いです。
ページとフォームの組み合わせについて画面の裏側の機能なども把握しておく必要があります。
例)
- ランディングページーPardotフォーム
- WebサイトーPardotフォーム
- Webサイトーフォーム(フォームハンドラー)
ランディングページとPardotフォームを併用した時はレポートの出方が違ってくるのと、優先順位が変ってくるので、出力内容も合わせて押さえておきましょう。
Pardot Engagement Studioはケース別に整理する
Engagement Studioは使い方や構成を覚えるのはもちろんですが、ステップ単位で中断や削除した時のイレギュラーケースが試験によく出題されます。
例)
- ステップA→B→CでBの時に中断し、再開した時の挙動
- ステップA→B→Cで全て完了し、その後ステップを追加してA→B→B’→Cとなった時の挙動
- ステップA→B→CでBの日付指定がある時に指定日より後にステップに入った時の挙動
結果は・・・
試験終了後、分野ごとに正答率が表示されるのですが、僕の場合以下のような結果でした。
これ、出題のパーセンテージと照らし合わせてみると、実はギリギリの合格なんですよね(汗)。
計算上では、60問中43問正解しているんですが、合格点が72%つまり43問正解なので、ちょうどボーダーライン。
あと1問落とすと落ちていたことになります!
本番も2択で迷った問題や、答えを途中で変えたりした問題もあったので、時間をかけて確認作業をして良かったのかなと思います。
試験を受ける上では知識はもちろんですが、集中力と根気が最後まで続いたのが勝因かなと思っています。
皆さんも受験の際は諦めずに最後までトライして下さい。
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