[SFDC vs D365]レポートとグラフの作成(Salesforce編)

前回はビューについて触れましたが、今回はビューの延長線上にあるレポートの機能を使っていきたいと思います。

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今回の作成範囲

前回はビューを作成したため、同じ球団でレポートを作成します。
レポート作成の過程でグラフも一緒に作成していくことにします。

レポートの作成

球団に対するレポートを作成してみます。
条件とかは特になく、球団と球場を同時に表示する一覧形式を作成することにします。
まずは、SFDCのレポート作成から。

レポートタイプの作成

まず、下準備としてレポートタイプを作成します。
レポートタイプはレポートに表示するオブジェクトと項目を定義するものです。
[設定]→[作成]→[レポートタイプ]から。

カスタムレポートタイプとは?
という画面は説明なので、一読して[次へ]を押します。

[新規カスタムレポートタイプ]ボタンを押します。

ステップ1でカスタムレポートタイプの定義をします。
画面のように入力します。

主オブジェクトはレポート表示の中心となるオブジェクトを選択します。
球団と球場をまとめて表示したいわけですが、どちらを選択すべきかといったら、球場オブジェクトになります。
複数オブジェクトに関連する場合、レポートタイプに主オブジェクトには、親オブジェクトを設定します
子オブジェクトは後から数珠つなぎ的に追加することになリます。
リリースはすぐ使いたいので、「リリース済み」を選択しましょう。

次にステップ2でレポートレコードセットを定義します。
画面のように設定しましょう。

Bの欄には球場の子オブジェクトである取引先(球団)を指定。
リレーションには「各「A」レコードには関連する「B」レコードが 1 つ以上必要です。」を選択してください。
これは、フランチャイズ指定がない球場を表示するか否かの設定になります。
今回は表示したいので、上を選択します。
ちなみに、下を選択すると、フランチャイズ指定がない球場も表示ができます。
「「A」レコードには関連する「B」レコードの有無は問いません。」の設定はカスタムレポートタイプでしか設定ができない(標準レポートタイプの設定にはない)ので覚えておきましょう。

保存後はレポートで選択可能な項目を設定できますが、デフォルトの状態で全ての項目が取り込まれているので、特に修正はしなくていいでしょう。

レポートの作成

ここからが本番。
レポートの作成です。

NPBデータ管理のアプリケーショからタブの[+]ボタン→[レポート]を選択します。

新規レポートから

レポートタイプには先ほど作成した「スタジアムレポートタイプ」を選択。

レポートの作成画面が表示され、左側に球団と球場の項目が並んでいます。
表示させたい項目をドラッグランドドロップして列に追加します。
表示はデフォルトで「私の球場」になっているので、「すべての球場」に変更。
日付も「常時」に変更して全てのデータが対象となるようにします。

これで、前回ビューでできなかったオブジェクト跨ぎのレポート表示およびソートの指定が可能になります。
保存からレポート名を入れれば完了です。

グラフを加えたレポートの作成

これで、最もシンプルな一覧形式のレポートが完成しました。
次はグラフ機能も加えたレポートを作成します。

まず、先ほど作成のレポートを開きましょう。
グラフを使用するには、レポートの表示形式を表形式以外のものに指定する必要があります。
レポート表示形式を[サマリー]に選択します。

リーグでサマリーするため、リーグの列を青い部分へドラッグアンドドロップします。

[グラフの追加]ボタンが押せるようになるので、選択します。

グラフエディタから表示するグラフを選択します。
何でもいいですが、今回は円グラフにしましょう。

最後、レポートを別名保存すれば、グラフが表示されることでしょう。

設定内容は細かいところまで話すと色々ありすぎるので、シンプルに設定しましたが、レポートからグラフを作成することができました。

次回はDynamics側のレポート作成

軽く触れるだけのつもりが、Salesforceのレポート作成で結構な記載量になったため、Dynamicsレポート作成は次回とします。


論文・レポートの基本

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