満塁ホームラン並のインパクト! 大規模商談アラート機能を使用する

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大規模商談アラートとは

商談の標準機能の1つに大規模商談アラートという機能があります。
これは、名前のごとく、商談が大規模に達したときにアラートを送りますという機能となります。

企業によっては大規模の商談はお偉いさんレベルまで持っていったりすることもあり、大規模の商談は売上だけでなくリスクも大きいものとなるため、社内通知の手段として用いられます。

大規模商談アラートの設定

大規模商談アラートは設定から商談の[大規模商談アラート]から作成できます。

まずはアラート名称を指定。
ここはわかりやすければ任意の名前でOKです。
大規模商談アラート名の設定
次にしきい値の設定。
大規模商談アラートは金額と確度によってトリガの発動条件となります。
大規模商談アラートのしきい値設定

次にアラートの設定。
有効化と差出人メールアドレスと設定ユーザを指定します。

この設定をもとにメールが送られるわけですが、ここで設定するユーザは商談のスナップショットを送るためのユーザになります。
指定したユーザが参照する商談のページレイアウトをもとにスナップショットが送信されます。

ページレイアウトのスナップショット機能はなくなったみたいですね。
メールには確度と金額のみが送信され、商談へのリンクが貼られます。
Salesforceユーザじゃなかったらどうやって見るんだろう!?
大規模商談アラートの有効化と商談と差出人とユーザの設定

最後に受信者の設定。
ここは通知したい人をメールアドレスで設定します。
Salesforceユーザであろうとなかろうと、メールアドレスでの指定となります。
大規模商談アラートの受信者の設定

実際に条件を満たす商談を作成すると、
大規模商談アラートの条件を満たす商談
このようにメールが送信されます。
大規模商談アラートメール

なお、アラートが発生するのは、条件に初めて達成した時になるため、達成後に再度商談を更新してもアラートは発生しません。
一旦、条件から外れて再度金額と確度を満たせば、またアラートが発生します。

ワークフローとの違い

条件を満たして、メールを送るという機能であれば、ワークフローと類似しています。

ここで両者の違いを簡単にまとめました。
ワークフローはもっと細かく書けますが、ざっくりとこんな感じです。

機能 大規模商談アラート ワークフロー
条件 金額と確度のみ 任意
差出人
  • 組織のメールアドレス
  • Salesforceユーザのメールアドレス
  • 組織のメールアドレス
  • デフォルトユーザ
  • 現在ユーザ
タイミング 金額と確度が条件に達した時 レコードが条件を満たした時
メール内容 金額・確度・商談へのリンク メールテンプレートに依存

スナップショット機能が大規模商談アラートの強みだったのですが、それがなくなってしまったので今は大規模商談アラートを使う意味がなくなったかな。
ワークフローの方が上位互換になってしまったので。

まとめ

スナップショットがなくなったので、もはや重要機能とは言えなくなったのですが、シナリオにおいて「大規模」「高額」というキーワードがついていたら、大規模商談アラートを使うんだなという感覚でいいかと思います。

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