メールマーケティングの3回目。
今回は顧客体験を作成します。
顧客体験ってなんだ?
顧客体験というのはマーケティングのシナリオを示したものです。
カスタマージャーニーとも呼ばれます。
今まで作ったセグメントやマーケティングメールが材料であれば、顧客体験はレシピに当たります。
- 期間(いつ):マーケティング対象期間
- 対象(誰に):マーケティングの対象
- 手段(何を使用して):メールマーケティングなどどのような手法でマーケティングしていくか
- アクション(どのように):顧客の履歴や行動からのフォロー(リンククリックでスコアアップなど)
といったものを定義します。
よく文章を作るときに「5W1Hを意識して!」と言われますが、その5W1Hを構成するのが顧客体験となります。
「顧客」って付いているだけあって、年齢や性別を問わない一般向けとして作るものではなく、対象にあったマーケティングをそれぞれ書き上げていく必要があります。
顧客体験を作成する
では、今まで作ったマーケティングメールやコンテンツ設定を顧客体験を作成してつなぎ合わせてみます。
(今回はアクション部分は割愛します)
まず、例のように左メニューに[顧客体験]があるので、そこから[新規]を選択。
顧客体験テンプレートの選択です。
今回はメールマーケティングを使用するので、「簡易電子メール体験」を使用すると便利です。
すでにベースが作成されており、セグメントグループとマーケティング電子メールで構成されています。
まずはセグメントグループの設定。
中身を展開するとセグメントが指定できるので、ターゲットに合ったセグメントを指定します。
メールマーケティングは、セグメント以外にもサブスクリプションリストを設定することができます。
サブスクリプションリストはメールマーケティングとして使用されるマーケティングリストで、特に解説はしませんでしたが作成の仕方は静的セグメントとほぼ一緒です。
ここのセグメントやサブスクリプションは応用的な使い方も可能で、複数のセグメントを結合する・AセグメントからBセグメントに所属する人を除外するなどのセグメントの足し引きができます。
次はマーケティング電子メールの設定。
こちらは、前回作成したマーケティングメールを指定します。
デザイナーでシナリオを書き描いたら、あとはプロパティの設定です。
[全般]タブへ移動して、開始日時・終了日時、そしてコンテンツ設定を指定します。
その他細かい設定はありますが、あとはお好みで。
顧客体験を作成したら、[エラーの確認]と[ライブの移行]で有効化します。
ライブにすると、期間が来た時にメールマーケティングが実行されます。
また、マーケティングの結果は[インサイト]タブから追うことができます。
次回予定
簡易的なメールマーケティングの顧客体験を作成しました。
次回はランディングページを使ったマーケティングの仕組みを作っていきましょう。
とはいえ、メールマーケティングでサブスクリプションセンターを作成しているので、そこまでの複雑な手順ではないです。
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