ポスティングシステムについて現行の問題と改善案を考えてみた

ちょっと、いつもと違った話を。
僕は野球を観るのが好きで、元プロ野球選手のYouTubeよく見たりしています。
現行システムについての議論や改善案について話題にすることも多いので、僕もつぶやいてみました。

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ポスティングシステムについて思うこと

この記事を書いているのが2019年の年末。
オフシーズンも筒香選手や山口選手がポスティングシステムによって、メジャー球団と契約する運びとなりました(^-^)。

メジャーでも活躍して欲しいです!

一方で、柳田選手や菊池選手などメジャー球団との契約が叶わず、残留するケースもありました。
選手によって、明暗が分かれた形となりました。

2019年の選手の動向を見て、ポスティングシステムについて自分なりに考えることができましたので、良かったらご一読ください。
なんの権限もない素人の意見なので、全然読み飛ばしてもらっても構わないです。

現行のポスティングシステムのおさらい

現行のポスティングシステムについて、まずは仕組みをおさらいしましょう。

  • 移籍を希望する選手が所属する球団がポスティングする
  • メジャー球団はポスティングされた選手と契約交渉する場合、譲渡金を支払い契約交渉を行う
  • 契約が合意すれば、メジャー球団から支払われた譲渡金が選手の所属している球団に支払われる

期間や金額上限など細かいところは割愛しましたが、ざっとこんなところです。

現行システムの問題点

この現行のポスティングシステムについて、僕が問題だと思っていること。

所属球団による不公平感がでる

球団マターでポスティングが実施されるため、メジャーに挑戦するタイミングは球団に委ねられます
球団によってはポスティングを容認するところもあれば、容認しない球団もあります。
どんなに実力が伴っていたとしても、球団の判断では海外FAまで待たないとメジャーへの挑戦ができないことになります。

今はドラフトでの逆指名もありませんので、選手は所属する球団を選べない状態になります。
選手がメジャー志向であっても、メジャーへ挑戦しにくい球団に入ってしまうと選手は萎えちゃいますよね。。。

メジャー挑戦へのタイミング

ポスティングを申請できたとしても、海外FAの前年のケースがほとんどです。
球団は戦力となる選手をできるだけ長く抱えておきたいからです。

海外FAかその前年のポスティングでのメジャー移籍となるため、長い年月を費やすことになり、その頃にはピークが過ぎていたりメジャーで活躍する期間が少なくなってしまいます。

大卒や社会人卒の選手はさらに年齢を重ねた頃へのメジャー移籍となってしまうので、年齢が障壁となり柳田選手のように断念せざるを得ないケースも出てきます。
(大谷選手などは若いころから注目されていたので稀な例といえるでしょう)

メジャー挑戦となると選手の夢・憧れであるのにも関わらず、選手が挑戦したい時期に行けるような土台になっていないのが残念なところです。

改善案を考えてみた

そこで、ポスティングについて改善案を考えてみました。

  • 選手は1度自分自身でポスティングを申請することができる
  • ポスティングはプロ入り年数に関わらず、オフシーズンの間申請することができる
  • ポスティングの申請は生涯1度きり
  • 入札があればメジャー球団と交渉が可能
  • 入札がなければ来期も今の球団所属となる
  • 契約が合意した場合、所属球団に譲渡金が支払われる(ここは現行のポスティングと同じ)
  • FA制度(年数、国内と海外など)は現行と同じ

現行システムと大きく変わったところは、球団ではなく選手個人が好きなタイミングでポスティングを申請できること。

選手主導とすることで、若い時期にメジャーへ行ったり、脂が乗っているピークの時期にメジャーへ行くことが可能で、選手が望むタイミングでポスティングをかけることができます

高卒一年目だろうと、打率0割台の野手だろうと、0勝10負の投手だろうと、選手が自分の権利で自分のタイミングで申請することができます。
(そーいう選手は入札されませんけどね。。。)

また、選手の権利なので、所属球団による不公平感も無くなります。
でも、入り口が違うだけで、入札以降のルールは現行と同じなので、譲渡金は球団に入り、球団にもメリットがあるシステムになっています。

ただ、選手が申請するとなると力を持ってしまうことになるため、ポスティングの回数制限はつけました。
毎年申請されてしまっては球団側もたまったもんじゃないので、回数制限として1度きりとしています。

そのため、選手側には自分の能力と照らし合わせて、メジャーで通用するかどうかの客観的視点が求められることになりそうです。

1回きりのポスティング申請を使って仮に入札がなかった場合でもメジャーの道が断たれてしまう訳ではありません。
従来通り海外FA権を取得することで、メジャーへの挑戦チャンスを得ることができます。

「高卒と大卒でFAの期間を分けては…」という議論もあるみたいですが、このシステムであれば高卒や大卒の入団年の違いに対しても公平になります。

改善案により上記問題点か解消され、選手がメジャーへ行きやすくなるんじゃないでしょうか。
仮に入札がなかった場合でも、選手からすればそのレベルに達していないという判断になるため、諦めもつきやすいんじゃないかと思います。

この改革案のデメリットは、メジャーへ移籍しやすくなる反面、日本から選手が流出しやすくなるところでしょうか。
個人的には、メジャーへはどんどん行って欲しいと思いますし、メジャーへ行った選手に憧れて次のスターが出てくる構図が理想的なんですけどね。

以上が僕の考えた改革案。
まぁ、影響力がある人が見てくれればいいなぁ。

箸休め記事として、たまにはこういうお節介記事も書こうかと思います。

雑記
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