Power BI のデータソースを別組織に切替えする方法

最近プライベートが忙しく更新が滞っていました。
まだちょっと忙しい時期が続きそうですが、なるべく途絶えない様に頑張りたいと思います。

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作ったレポートをWebへリリース

まずは、作ったレポートをWeb版のPower BIへリリースしましょう。

Power BI Desktopの「発行」ボタンから、Webへレポートを送信することができます。
PowerBIレポートの発行

発行ボタンで接続先組織のワークスペースを選択すると、
発行するワークスペースを選択

このように発行されます。
レポート発行成功の通知

実際にWebのPower BIを見ると、このように作ったレポートが送信されています。
発行されるのはレポートだけでなく、使用しているデータセットなども含んでいます。
PowerBIの発行されたレポート

ちょいテク技:接続先組織を変えてレポート発行

僕はよく開発環境と本番環境で分けて、開発環境でグラフを作成し、それを本番環境へ切り替えるという手段をとっているのですが、

図に描くと、開発環境(組織A)で作成したレポートやグラフを、
PowerBIレポートを別組織へ移行する

グラフの内容を変えずに、別組織へ発行します。
PowerBIレポート移行後の状態

PowerBIのレポートを別組織へ切り替えするためには、

  • レポート発行先組織の切り替え(PowerBI側)
  • データセットの切り替え(Dynamics側)

の2つが必要になります。

まずは、発行先の組織の切り替えから。
接続先組織はPower BI Desktopを起動した際に認証されるので、異なる組織へ発行したい場合は、サインアウトして組織の切り替えをしましょう。

次に、データセットの切り替えから。
こちらは、データセット作成時に指定するWebAPIによって接続先の組織が決まります

データセットを再度定義し直してもいいのですが、ここはスマートにパラメータを使って接続先を可変にしていきます。
本来パラメータは検索条件の調整用に使うためのものらしいのですが、接続先に対しても使うことが可能です。

まずはPower Queryを開いて、[パラメーター管理]→[新しいパラメータ]を選択。
パラメーターの作成

パラメーターを作成します。
データセット作成時に使用したWebAPIを入力しましょう。
WebAPIのパラメーター化

あとは、設定したパラメーターをデータソース先に設定します。
Power Queryの[データソース設定]から[ソースの変更]を選択。
PowerBIデータソース設定

接続先を「テキスト」から「パラメーター」に変更できる様になっているため、
接続先にパラメーター指定が可能

先ほど設定したパラメーターを指定してあげればOK。
接続先にパラメーターを指定
これで、データソース元を変更することができます。

プレビューは前のデータソースのままになっているので、一度更新をかけたほうがいいでしょう。

こうすれば、定義ファイル(pbixファイル)を組織ごとに作成する必要なく、一元管理することができます。

PowerBI
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