Power BIでダッシュボードを作るには?
Power BIのダッシュボードはWeb版のPower BIから作成します。
Power BI デスクトップからは作成できません。
作り方といっても特に難しい手順はなく、既に作成済みのグラフやレポートをピン留めすることによって、ダッシュボードへの追加が可能です。
ダッシュボードの新規作成的なメニューがないので、始めのうちは戸惑うかもしれませんが、ピン留めをすると、配置場所のダッシュボードを指定する形になります。
ここでダッシュボードを新規作成することも可能です。
ピン留めはレポート単位またはグラフ単体となります。
用途に応じて、任意のグラフやレポートを選択して、1つのダッシュボードに集約が可能です。
ダッシュボード内で大きさの変更や配置の変更はカスタマイズできるので、レポートとは違った形式での表示となります。
DynamicsからPower BIを参照するには
Power BIで作成したグラフやダッシュボードはDynamics上からも表示することができます。
Dynamics上に表示するためには、
- ログインユーザにPower BIのライセンスが割り当てられている
- 管理設定でPower BIが有効化されている
Power BIのグラフを表示するので、前者は当然として、Dynamics内の設定でもPower BIの表示を有効化する必要があります。
Dynamics内でPower BIの表示を有効化するためには、システムの設定から[レポート]タブの[Power BIのビジュアル化の埋め込みを許可する]を「はい」に設定しましょう。
これで、Dynamics内でPower BIを扱うことができます。
組織設定が終わったところで、実際にダッシュボードに出してみましょう。
出し方は2通りあります。
- DynamicsダッシュボードのコンポーネントにPower BIを表示する
- Power BIダッシュボードを丸ごと表示する
注意点としては、いずれも個人用ダッシュボードでの表示となります。
システムダッシュボードでは使えないので注意しましょう(おそらくPower BIのライセンスとの兼ね合いで使えないのでしょう)。
DynamicsダッシュボードのコンポーネントにPower BIを表示する
Dynamicsのダッシュボードとして表示する方法です。
まずは、ダッシュボードのメニューから[新規]で[Dynamics ダッシュボード]を選択します。
レイアウトは任意のものを選択して、ダッシュボードのコンポーネントを設定するところで[Power BI タイル]を選択します。
表示がない場合は、ライセンスが割り当てられていないか、有効化されていないか、「・・・」の部分に隠れているかのどれかなので確認しましょう。
このように、Power BIダッシュボードのコンポーネント(ピン留めしたグラフやレポート)単位で選択ができるので、表示したいグラフやレポートをDynamicsのダッシュボードコンポーネントに埋め込むことができます。
Power BIダッシュボードを丸ごと表示する
作成したPower BIダッシュボードを丸ごと表示させる方法です。
こちらはダッシュボードのメニューから[新規]で[Power BI ダッシュボード]を選択します。
あとは、Power BIに取り込まれているダッシュボードを選択してしまえばOKです。
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