Sales Cloud試験対策。
初回はメールテンプレートになります。
ここは要点を抑えればそれほど難しくはありません。
メールテンプレートは4種類
Salesforceが提供しているメールテンプレートは以下の4種類です。
テキスト
テキスト情報のみのメールとなります。
文字に色をつけたり、太字にしたりといった装飾が出来ません。
一番シンプル(しょぼい?)なメールテンプレートですが、差し込み印刷ができます。
差し込み印刷とは、起点となるオブジェクトに対し、項目値を可変表示します。
主従関係であれば、親オブジェクトに対しても項目値の表示が可能です。
(参照関係でも数式を使えば表示可能です)
■テンプレート上の表記
■実際のメール例
HTML(レターヘッドを使用する)
テキストのメールに加え、文字に色をつけたり、太字にしたりといった装飾が可能です。
レターヘッド(会社の画像などを入れたテンプレート)が必要になります。
あらかじめ用意されているHTMLのコントローラーを使うため、表現できる内容が限られます。
■テンプレート上の表記
■実際のメール例
カスタム HTML(レターヘッドを使用しない)
こちらはHTMLと違って、テンプレート作成時にHTMLタグを自分で打ち込むことができます。
HTMLタグを知っていないといけないので、作成のハードルは上がりますが、HTMLより表現できる幅が広がります。
■テンプレート上の表記
HTMLのメールテンプレートでは、tableタグが使えませんが、このようにタグを直接入力することで・・・
■実際のメール例
メール上のテーブルも再現できます。
Visualforce
Visualforceを使用してメールテンプレートを作成します。
VisualforceはHTMLの上位互換であるため、カスタム HTMLでできることは全部できます。
また、Visualforceメールテンプレートの最大の特徴は、子オブジェクトのレコードをメールに記載できることです。
作るのが大変な反面、自由度が高いです。
■テンプレート上の表記
作るのが面倒だったので開発者ガイドのサンプルコードを使用。
■実際のメール例
メールではこのように、Contactの子オブジェクトであるCaseの内容も表示されています。
上位互換のものを選べば良い
つまり、上記から機能的に優れているのは、
テキスト < HMTL < カスタムHTML < Visualforce
になります。
Sales Cloudの試験では、できるだけ簡潔にという条件がなければ、まずVisualForceを選択すれば大怪我はしません。
よくあるシナリオケースとしては、商談と商談商品をまとめて表示させるようなメールを送信したいといった内容が出題されますので、オブジェクトの親子関係と起点となるオブジェクトを押さえておけば迷うことなく解けるかと思います。
当然、このケースでは商談が親オブジェクト、商談商品が子オブジェクトになるため、商談オブジェクトを起点にVisualforceメールテンプレートを適用することになります。
まとめ
- 機能面では、テキスト < HMTL < カスタムHTML < Visualforce
- Visualforceメールテンプレートは子オブジェクトの記載が可能
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