商談と商品でマルチ通貨を使用してレート換算

今回はマルチ通貨の使い方を。
実は試験対策としては覚えることはそんなにないんですが、設定が結構めんどくさいのでそれも載せてます。
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まずはマルチ通貨の有効化から

商談と商品に対し、マルチ通貨を適用するためには、まずは組織自体にマルチ通貨を有効化する必要があります。
マルチ通貨の有効化はこちらでも触れていますが、組織情報から設定が可能です。

今回は有効化したていで話を進めます。
日本円をマスタ通貨として、アメリカドルとマルチ通貨するように設定しました。
マルチ通貨で日本円とアメリカドルを設定

商品がない商談にマルチ通貨を適用する

組織に対してマルチ通貨を適用したら、商談で使用可能になります。

マルチ通貨を有効化すると、商談のページレイアウトに「商談 通貨」項目が表示されます。
編集画面で表示されます。
詳細画面では表示されません。
商談の通貨をアメリカドルに変更
これを、アメリカドルに切り替えて、金額を入力すると、
商談に金額を入力するとレート換算される
このように、商談で選択した通貨と、レートで変換されたマスタ通貨が併記されます。

商品が絡む商談にマルチ通貨を適用する

続いて商品が絡む場合。
こちらは、設定するところが多くてややこいです。

まずは、商品を作成。
有効化も忘れずに。
商品の作成

続いて、標準価格の設定。
日本円とアメリカドルでそれぞれ現地の価格を入れます。
でも、モノによっては海外で売っていない商品もあるかと思います。
その場合は、有効化のチェックを外すことで、その通貨を適用外とすることができます
商品の標準価格を通貨単位で設定する

次にリスト価格の設定。
これが価格表に設定される金額となります。
先ほど設定した標準価格をベースとして、金額の変動があればリスト価格として再設定します。
こちらも同じように有効化チェックができますので、価格表に対して適用したくない通貨があればチェックを外すことになります。
商品のリスト価格を通貨単位で設定する

これで、商品と価格表の設定は完了。
その商品の価格を使用するのは商談なので、商談から商品を追加します。
商談から商品の追加

商品の選択で、先ほど設定した商品が選択できるようになっているので選択。
もし、商談で指定した通貨が価格表に有効化されていない場合は、リストに表示されません
選択した通貨に設定されているリスト価格のみが一覧表示される

設定後はこのように、商談で指定した通貨で表示されます。
金額が設定されていたとしても、商品の金額で上書きされます。
商品を追加すると金額が指定した通貨で反映される

高度な通貨管理で期間指定した時は?

マルチ通貨にはただレートを設定するだけでなく、レートは常に変動するものなので、レートの期間管理機能が存在します。
通貨の管理から設定ができます。
期間指定は通貨の管理から設定できる

設定としては、開始期間を指定し、レートを設定するだけです。
ここでは、分かりやすいように2019/6/30までは1ドル100円、2019/7/1以降は1ドル200円としています。
(日本円がマスタ通貨なので、入力は1円換算での入力になっています)
期間指定換算レートでの設定内容

これを商談で適用した時、どの日付が適用されるか?
ズバリ完了予定日です。

完了予定日を2019/6/30にすると、
商談の完了予定日を変更するとその期間でレートが適用される

完了予定日を2019/7/1にすると、
商談の完了予定日を変更するとその期間でレートが適用される

この通り。
完了予定日でレートの期間を見ていることが分かります。

まとめ

設定含め結構書きましたが、試験対策なので以下覚えれば大丈夫かと。

  • マルチ通貨を有効化すると、商品の標準価格・リスト価格で設定が可能
  • 適用しない通貨は有効化をオフにすることで使用不可にできる
  • 期間指定のレート設定がある場合は、商談の完了予定日によりレートが確定する

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