ポータルのアンケート機能の特徴について

前回はアンケート表示までで話を打ち切りましたので、後半は特徴や応用的な使い方について記述します。

スポンサーリンク

標準のアンケート機能の特徴

アンケート結果の集計

回答されたアンケートは自動的に集計されます。

ポータルユーザがアンケートを回答すると、アンケート送信エンティティにレコードが作成されます。
どのポータルユーザ(取引先担当者)がどのアンケートに対して、どのような回答をしたかが記録されます。
アンケート送信レコード

回答に対しては、1人1回で限定されています。
複数回の回答はできません。
アンケート回答後はこのように集計結果が表示されます。
アンケートの集計結果

アンケートをランダムで表示

アンケートは単体での表示も可能ですが、何個かの回答をグループ化して、そのグループ化したアンケートの中から1問を表示させることも可能です。
アンケートのグループ化はアンケート配置エンティティを使用することで実現できます。

標準のアンケート機能でできないこと

複数回答

アンケートは選択式で予め定義した選択肢の中から決定していくことになります。
選択は1つのみで複数選択はできません。

選択肢に応じた質問分岐

アンケートはごくごくシンプルな選択式しか作成できません。

例えば、以下の質問のように回答に応じて振る舞いを変えるような動きはできません。

Q1.あなたは東京五輪を観戦したいですか?
「はい」or「いいえ」

Q2.「はい」と答えた方はどの競技を観戦したいですか?
「野球」「サッカー」「陸上」・・・

といった感じで前の回答に対して、次の問いを動的に変えることができません。
というか、アンケートを複数問で構成することができません。

標準のアンケート昨日は投票に近い感じじゃないでしょうか。
分かりやすく言うと、Yahooのアンケート機能と同等の機能と考えてもらって構いません。

アンケートのレイアウトをカスタマイズする

ここまでお話ししたのは標準で用意されているアンケートの話。

Webテンプレート内に記載されているLiquid(リキッド)を編集することで、アンケートの表示をカスタマイズすることもできます。

例えば、アンケートの選択肢をラジオボタンからチェックボックスにして、複数選択が可能な形式にすることも可能です。¥
選択肢をチェックボックス形式で表示

Liquidの書き方を覚える必要があるため、難易度はグッと上がりますが、デフォルトのテンプレートがWebテンプレートの「Poll Template」となりますので、そちらをベースにしてLiquid(リキッド)を書き換えていくとやりやすいかと思います。

ポータルだからこそ効果があるアンケート機能

ポータルのアンケート機能は機能的にはシンプルながら、簡単に集計ができるメリットがあります。

ポータルは不特定多数のユーザの使用が想定されるケースが多いため、アンケートを配置してしまえばビッグデータになり得るため非常に有用なコンテンツになります。

コメント