今回はWork.comの機能について取り上げます。
あまり知られていない機能、しかも設定や使い方が色々と面倒臭いので、2回に分けて述べたいと思います。
あまり知られていないのに、なぜ載せるか?
実はWork.comも試験に出るからです。。。
まぁ僕の場合は1問しか出なかったので、割り切って落としてもいいところかな( ´∀`)
そもそもWork.comとはなんぞや
まずは、僕も使ったことがないので、Work.comとは何者かを調べてみました。
Salesforceのヘルプによると、
Work.com は、マネージャやチームがより短期間でスキルを習得し、よりよいパフォーマンスを実現できるようにする販売管理およびサービス管理のツールです。
ということです。
これだけだとイマイチイメージが湧きませんが、マネージャが効果的にマネージメントするための支援ツールみたいな位置付けになるんでしょう。
具体的な使い方については、後述する機能を使用しながら、目標や報奨を与えていくという形になりそうです。
Work.com機能使用のための下準備
では、早速Work.comを使用・・・といきたい所ですが、使用するための下準備がいくつか必要なのでまずはそれらをクリアしてしまいましょう。
全部が全部設定が必要という訳ではないんですが、
機能ライセンスWork.comユーザの権限付与
まず、前提となるのが、機能ライセンスであるWork.comユーザをユーザ単位で割り当てる必要があります。
ユーザ編集から「Work.comユーザ」にチェックを入れましょう。
Work.comユーザライセンス数は組織情報から確認ができます。
ちなみに、Work.comユーザはSalesforceユーザでなくても使用ができるWork.com限定ユーザというもの存在します。
共有設定
コーチング機能と目標管理を有効にするためには、共有設定でコーチングと目標のオブジェクトに対し公開状態にする必要があります。
デフォルトでは非公開となるため、公開状態に変更しましょう。
また、同じ共有設定でマネージャのグループを有効化する必要があるため、こちらにもチェックを入れます。
パブリッシャーレイアウトの編集
続いては、感謝機能を使用するため、パブリッシャーレイアウトの編集です。
設定の[グローバルアクション]→[パブリッシャーレイアウト]から「感謝」のアクションをレイアウトに追加します。
パブリッシャーレイアウトの設定が2つありますが、[Chatter]→[パブリッシャーレイアウト]の方は使えず、結局グローバルアクションの方に飛ぶことになります。
マネージャ設定
ユーザに対してマネージャを設定します。
後々のコーチングに必要になります。
ユーザの編集画面からマネージャ項目を設定してください。
代理承認者とは違うので間違えないように。
代理承認者は承認機能で使用します。
Work.com設定
一通り環境を整えたら、本体であるWork.comの設定です。
と言っても、機能単位で有効化することになります。
今回は一通り試すことになるため、すべての設定を有効化しちゃいましょう。
設定から[Work.com]→[Work.comの設定]からチェックボックスをつければ有効化可能です。
チェックがつけられないものは、条件が整っていない可能性がありますので、上記準備がすべて実施済みかを確認してみてください。
以上で設定は終了。
ふぅ、長かった。。。
Work.com機能
では、ここから実践編。
実際にWork.comの機能を使ってみます。
感謝
まず最初は感謝機能から。
Chatterユーザが別ユーザに対し、感謝の意を示し、感謝バッチを付与します。
実際の使い方は、Chatterから感謝タブで感謝を贈るユーザとバッチを指定して投稿します。
感謝を送られた側は、投稿と共に、バッチが贈られ、レコグニションから贈られたバッジを確認することができます。
カスタムバッジ
バッジにはあらかじめ用意されたものが何種類か存在しますが、それとは別に独自でバッジを作ることが可能です。
カスタムバッジは取引先や商談などと同じように、普通にレコードを作成する感覚で作成が可能です。
タブのバッジからレコードの作成や編集が可能です。
標準で作成されたバッジも無効化することができるので、不要なバッジは無効化することもできます。
報奨
バッジはただの勲章だけではなく、見返りとして報奨を与えることができます。
そのために、ギフトレコード(正確には報奨資金)を作成して、バッジ取得者に対して報奨を与えることができます。
実際に報奨資金作成には「Work.comユーザ」である必要があります。
Work.comユーザのライセンスが割り当てられると、報奨資金タブが表示されますので、こちらも取引先のようにレコードを作成する感覚で報奨資金レコードを作成します。
1つの報奨資金に対し、複数のバッジを関連づけることが可能(多対多ではない)なので、バッジレコードから関連付けをします。
あとは、報奨を設定します。
このバッジを持っている人はこういう報奨をもらえるという設定をしておきます。
現金に限らず、Amazonのギフト券とかでの報奨も可能みたいです。
今回はここまで
長くなるので、今回はここまでとします。
後編はコーチングやスキルなどの機能をご紹介します。
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