今回のテーマは項目レベルセキュリティについて。
ここは要点押さえてしまえばそれほど難しくはありません。
ページレイアウトから項目を非表示とするケース
例えば、以下のような画面で、作者の項目を画面(ページレイアウト)から非表示にしたい時、
非表示にする方法は2種類考えられます。
- ページレイアウトから項目を外す
- 項目レベルセキュリティから参照権限をOFFにする
試験では、要件に応じて設定方法を使いわけする必要があります。
ページレイアウトから項目を外す
まずは、ページレイアウトを編集する方法。
この場合は、ページレイアウトから作者項目を削除すれば、画面から作者項目を除外できます。
ページレイアウトの編集画面から、作者項目に対し削除して保存すると、
このように、詳細画面には作者が表示されなくなります。
ページレイアウトから項目を除外した場合、適用されるのはページレイアウトのみですので、ビューやレポートなどに作者が含まれていれば当然表示はされます。
このように、ビューにはきちんと表示されています。
項目レベルセキュリティから参照権限をOFFにする
次に項目レベルセキュリティから参照権限をOFFにした場合。
作者項目の項目レベルセキュリティの設定から
参照可能のチェックをOFFにすると、
ページレイアウトから削除されます。
ページレイアウト上に作者項目があろうがなかろうが、参照がOFFであれば表示はされません。
この設定は、作者という項目に対して、参照ができるか否かを設定する内容となるため、ページレイアウト以外に作者項目が使われているリソースも全て適用範囲内となります。
具体的に言うと、ビューやレポートに対しても、作者項目は表示されなくなります。
試験で問われること
認定SalesCloudの試験では、シナリオベースで出題されることが多いため、ユーザ要件により、ページレイアウトの設定か項目レベルセキュリティの設定かを使い分ける必要があります。
例えば、シナリオが画面からは入力させないが、レポートには報告させたいという内容であれば、ページレイアウトから項目を除外させ、
レポートにも表示させたくないのであれば、項目レベルセキュリティからの参照OFFにする手法をとります。
判断材料となるのが、ビューやレポートに対して表示させたいか否かなので、そこを押さえておけばそれほど難しくはありません。
各プロファイルには、1つ1つのフィールドに対して、セキュリティを設定していくことになるので、プロファイルのメタデータがとてつもない量になるんですけどね(T ^ T)
(開発者の愚痴・・・)
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