イベントマーケティング:顧客体験の作成

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イベントマーケティングの流れをおさらい

前回はイベントの作成で終わったので、改めてイベントマーケティングの流れをおさらい。

イベントマーケティングの流れ

今回のターゲットは①〜⑥までの流れ。
イベント登録は実際にイベントWebサイトの構築が必要なので、ここでは簡単な説明にとどめますが、②〜⑥の部分を顧客体験を使うことによって参加者の行動を拾いつつ、アクションを自動化する仕組みを作成してみます。

ここで紹介したフローはほんの一例であり、招待状を送ったり出席を自動集計したりと幅広くイベントを実現することができます。

イベントの登録

イベントの登録にはイベントWebサイトを使用します。

イベントWebサイトの作成は2通り方法があり、Dynamicsポータルを使用するか、外部サイトでホストする方法があります。

Dynamicsポータルはイベントとその関連する情報を階層的に表示することができ、セッションのスケジュールを表示したりスピーカーのプロフィールを表示したりと標準機能だけでも機能が充実しているのでオススメです。

イベントの登録はWebサイトへのサインアップやセッションを予約することによりイベント登録レコードが作成されます。

ライセンスの都合上作れてはいませんが、Dynamicsポータルとマーケティングを連携されるためには、アプリケーション管理から管理センターに移動します。
マーケティングのアプリケーション管理

管理センターの[アプリケーション]タブへ移動し、
管理センターのアプリケーションタブ

Dynamics 365 Marketing Applicationの管理を選択。
Dynamics 365 Marketing Applicationの管理

WebホスティングでDynamicsポータルのドメインを入力することでイベントのWebサイトをポータルに構築することができます。
マーケティングのWebホスティング設定

一連の流れを顧客体験で実現する

顧客体験を使用してイベントマーケティングのシナリオを作成してみます。
先頭のセグメント作成は従来通り。

続いてのコンテンツでイベントを設置します。
イベントコンテンツの追加

次にトリガーを設置します。
ここで直前のイベントでのイベント登録を拾います。
トリガーの追加

トリガーを拾った時の動作を指定します。
イベントを登録したときに登録が完了しましたメールを送信したいので、マーケティング電子メールメッセージタイルを設置します。
イベント登録完了メールの設定

送信するメールにイベントの内容を取り込ませるために、イベントのコンテンツをマーケティング電子メールメッセージタイルにドラッグアンドドロップにします。
イベントのプロパティは先ほど設置したイベントと同じで大丈夫です。
メールにイベントの内容を追加

続いて、イベント開催後に参加者に対してメール送信をします。
顧客体験を作り直してもいいのですが、そのまま使いまわします。
トリガーを作りたいところですが、トリガーは直線のコンテンツに対してしか拾えないので、再度イベントコンテンツを配置します。
イベント参加後のトリガー

トリガーでは、イベント参加を条件とします。
トリガーの条件を満たしたら、ここで参加ありがとうございますメールを送信します。
イベント参加完了メール

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